イチ押し絵本情報

身近な草や花の名前を知りたい(絵本子育て相談室 Vol.543)

2025年5月30日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 身近な草や花の名前を知りたい

<今回のご相談>
3歳2か月の女の子のママです。2歳半ぐらいから「これなぁに?」が止まらなくなった娘。外に出ても「これなぁに?」は止まらず、道端に生えている草や花についても「これなぁに?」と聞いてくるのですが、答えられずに「なんて花だろうねぇ」とお茶を濁すこともしばしば…。身近な草や花の名前を娘と一緒に覚えられるような絵本はありますか。

 身近な草花から広がる豊かな世界

子どもから「これなぁに?」と聞かれたとき、すぐに答えられたらいいのに…という思い、よくわかります。これを機に子どもと一緒に覚えていけるといいかもしれませんね。大人になっても、好奇心さえあれば世界は広がっていくと思います!

まずおすすめしたいのは、庭や道端に生えた野の草花の名前を教えてくれる『ざっそうの名前』。この絵本の最大の特徴は、絵が刺繍だという点です。色とりどりの刺繍糸でひと針ひと針丁寧に刺された雑草たちが可愛らしく、身近な草花が愛おしくなります。

『はるなつあきふゆのたからさがし』は、身近な草・木・花の季節ごとの変化を観察できる一冊。作者の矢原由布子さんと娘さんのお散歩から生まれた絵本です。親子のやりとりや、草花の豆知識なども盛り込まれていて、隅々まで楽しく読めます。この絵本を参考にお散歩すれば、いつもの道もぐっと楽しくなりますよ。

最後にご紹介するのは、『はるなつあきふゆのたからさがし』の監修を務めていた鈴木純さんによる写真絵本です。題材はシロツメクサ。「シロツメクサなら知ってるよ」と思った方、シロツメクサのことをどの程度まで知っているでしょうか。じっくり観察すると見えてくる驚きの生態を、シロツメクサが語りかけてくるようなやさしい文章で教えてくれます。

絵本を読んだら外に出て、身近な草花から豊かな世界を広げていってくださいね。

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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