絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
3歳4か月の男の子のママです。毎年ゴールデンウィークは電車に乗って、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行き、何泊かしてくるのですが、今年はあいにく都合がつかず、行けなくなってしまいました。電車の旅も含めて楽しみにしていた息子はしょんぼり…。気分を盛り上げてあげられるような絵本があったら教えてください。
乗り物好きな子にとっては、おじいちゃんおばあちゃんの家までの旅もアトラクション。さぞかし楽しみにしていたのでしょうね。実際の電車の旅は次の機会まで我慢してもらうことにして、しばらくは絵本で旅を疑似体験しちゃいましょう!
『でんしゃに のったよ』は、電車好きの男の子が、お母さんと一緒に東京のいとこの家まで行くお話。ローカル線から新幹線に乗り継いで、電車の旅を楽しみます。鉄橋を渡ったり、お弁当を買ったり、楽しい電車の旅がぬくもりのある版画で描かれています。
『でんしゃでおでかけ』は、東京に住む家族が、名古屋の親戚のところまで、3つの電車を乗り継いで旅をする絵本。新宿駅の構内が細かく描かれていたり、山手線や丸の内線、東北新幹線にドクターイエローなど、多種多様な電車とすれ違ったりと、電車好きのお子さんを釘付けにする描写が満載です。
せっかくなので変化球も一冊ご紹介しましょう。『おすしが あるひ たびにでた』は、おすしが故郷の“おすシティ”に里帰りするまでの冒険を、ミニチュア作家・田中達也さんならではのアイデアで描いています。身近なものを見立ててつくられた様々な場面がとてもユニークで、隅々まで楽しめますよ。
最後にご紹介するのは、ダイナミックなしかけが楽しい乗り物絵本。しっかり者のゆうちゃんと、のんびりやの弟こうちゃんは、初めてふたりだけでおばあちゃんちに行くことに。バスとフェリーと電車を乗り継いで向かいますが、無事たどり着けるのでしょうか?ページを大きく開くと、乗り物に乗り込んだような気分が味わえます。
絵本を開いて、ドキドキとワクワクの詰まった乗り物の旅へ、さあ出かけましょう!
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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