イチ押し絵本情報

すぐに痛い痛いと騒ぎます(絵本子育て相談室 Vol.535)

2025年4月4日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 すぐに痛い痛いと騒ぎます

<今回のご相談>
3歳6か月の男の子のママです。うちの子はちょっと擦りむいただけで「痛い!」、軽くぶつけただけで「痛い!」と、すぐに騒ぎます。派手に転んだときなどは仕方ないと思うのですが、騒ぎようを見ていると、それ、そんなに痛い…?と思ってしまうことも。どう対応すべきなのでしょうか。

 気分を変えて、痛みとさよなら!

大して痛くなさそうなのに痛い痛いと騒ぐ感じ、とてもよくわかります。我慢できるような痛みでもいちいち騒ぐのは、心配してもらいたいからなのでしょうね。痛いと訴えたら、ちゃんと心配してもらえる、手当てもしてもらえる…そんなやりとりが子どもの心の安定にもつながっていくのだと思います。

とはいえ、頻度があまりに高いといちいち対応するのも大変ですよね。そんなときは絵本の出番!おまじないになるような絵本がいろいろあるのでご紹介します。

まずはタイトルそのままおまじないの『いたいのいたいの とんでいけ!』。「いたいのいたいの とんでいけ!」でどこかに飛んでいった“痛み”が、なぜかまた自分のところに戻ってきてしまうのですが、「空の上まで とんでいけ!」と唱えると…。最後は痛みもすっきり、ハッピーエンドです。

『ノンタンいたいのとんでけ~☆』は、ノンタンが突きとばしたせいで、妹のタータンが転んでしまうところから始まるお話。ノンタンが「タータンのいたいの あっちのおやまへ とんでけ~!」とおまじないを唱えると、痛みが山や海へと飛んでいって、山や海が暴れ出して大騒ぎ!これだけ壮大な騒ぎになると、ひざこぞうの痛みなんて、いつの間にか忘れてしまいそうですよね。

最後にご紹介する『バンバンバンバンバンソウコウ』は、いとうひろしさん作詞、中川ひろたかさん作曲の歌がもとになった絵本です。

バンバン バンバン バンソウコウ
ころんだ ときには バンソウコウ
きりきず すりきず かすりきず
どんな けがにも バンソウコウ

リズムに乗ってバンソウコウを手に踊り出せば、楽しい気分で痛みも飛んでいきそうですね。

かすり傷などのちょっとした痛みは、気分が変わればけろりと忘れてしまうでしょうから、絵本やおまじないの力を借りて楽しく乗り切りましょう!

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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