絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
4歳になったばかりの女の子のママです。花や木が大好きな娘。先日桜並木を通ったときに、「桜の木はもう咲く準備をしているんだよ」と膨らみ始めた蕾を見せてあげたら、そこから怒涛の質問攻め。帰宅して家の図鑑で調べたものの、まだまだわからないことがいっぱいです。娘の好奇心&探求心に応えてくれるような、桜についての絵本を教えてください。
すばらしい好奇心&探求心ですね!桜好きな人が多いので桜の絵本はたくさんありますが、その中でも娘さんの期待に応えてくれるような、桜の木の1年の変化を描いた絵本を紹介します。
最初にご紹介したいのが、『きょうは たんじょうび』。ピーマン村の絵本シリーズです。「1年」という長い時間について子どもが理解できるよう、目に見える桜の木の1年の変化と子どもの成長を重ねたユニークな絵本です。桜の木の変化を自分の成長に引き付けて知ることで、ぐっと理解度が深まりますよ。
『さくらがさくと』は、街中の桜並木の、花が咲く前後1か月間の変化を中心に、街の人々や桜祭り、木々に集まる鳥など、周辺の状況も交えて描いた見応えのある一冊。日々の小さな変化が興味深くて、実際に桜を見に出かけたくなりますよ。
また1本の桜の木の変化をじっくり追っているのが『さくららら』。自然について知りたいならば、やはり写真絵本は外せません。北海道の桜の開花は時期が遅いこと、ソメイヨシノではなくチシマザクラが主人公なのも、花好きさんをより深い桜の世界へ誘ってくれるはず。
最後にご紹介するのは『サクラ はるなつあきふゆ』。桜の1年の変化はもちろん、桜の花、幹、根っこ、周辺の鳥や虫など、桜の木を丸ごとじっくり観察した一冊。
親子で絵本と実物の桜の両方を楽しんでくださいね♪
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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