イチ押し絵本情報

月の満ち欠けを描いた絵本は?(絵本子育て相談室 Vol.506)

2024年9月6日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 月の満ち欠けを描いた絵本は?

<今回のご相談>
2歳8か月の女の子のママです。先日子どもと一緒に満月よりちょっと欠けた月を見かけました。その際に月は満ち欠けするということを伝えたのですが、どうもピンとこなかったようです。月が満ち欠けすることがわかるようなお話があれば教えてください。

 子ども視点のお月さまの不思議を描いた絵本

今年の十五夜は9月17日。子どもに月に興味をもってもらうには、最高のタイミングですね♪「満月よりちょっと欠けている」といった日常的な気づきって大事。科学的な説明というよりも、まずは「月は満ち欠けする」ということを楽しいお話の中で知ることができる絵本をご紹介しますね。

エリック・カールさんのロングセラー絵本『パパ、お月さまとって!』は、月が満ち欠けすることが、物語の大事な要素になっています。月が消えている時がある(つまり新月ですね)ことも含めてファンタジーたっぷりに伝えられるのが、他にはないおすすめポイントです。

『月のみはりばん』は、ユーモアたっぷりな満ち欠けのお話。お月さまが満月になるために目玉焼きをたらふく食べたり、三日月になるために運動したり。『おつきさまはまあるくなくっちゃ!』も、おばあさんが月にたっぷりごちそうして太らせるお話。次に月を見た時に、笑顔になること間違いなし!

知ったかぶりのあらいぐまが、月が満ち欠けする理由を探してくれる(!?)のが『おつきさまがたいへんだ』。「結局、本当はなぜ?」と思うきっかけにぴったり。もちろん最後に、本当の理由も書かれているのでご安心を。図書館などで探してみてくださいね。

『おつきさま こっちむいて』には、子どもの視点で見たお月さまの不思議がたっぷり詰まっています。月は時間によって高さが変わること、日によって形が変わること、自分が動いてもついてくるように感じられること、雲に隠れたり出てきたりすること…。ぜひ今度の十五夜前後にでも、絵本の男の子のようにじっくり月を見てみてくださいね。

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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