イチ押し絵本情報

声かけってしてますか?(絵本子育て相談室 Vol.504)

2024年8月23日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 声かけってしてますか?

<今回のご相談>
0歳7か月の男の子のママです。先日読み聞かせを始めたことを保育士さんに話したら、「絵本を読みながら声かけするといいですよ」と言われました。ただ初めての子でもあり、「声かけ」ってどんなことを言ったらいいのかわからず…。みなさんはどんな風に声かけしているのでしょうか?

 赤ちゃんの反応を見て、共感してみる

初めての育児は何もかもが初めてだらけ。「読み聞かせ」という言葉も子どもが生まれて初めて知ったという方もいることでしょう。そんな中パッと「声かけ」と言われても具体的なイメージがつかないのも当然ですよね。おそらく保育士さんがおっしゃった「声かけ」とは、赤ちゃんの反応を見ながら、それに共感するような言葉をかけるということかなと思います。

例えば、赤ちゃんがヒヨコを見ていたら「ヒヨコだね」「かわいいね」「黄色いね」、リンゴを指さしたら「リンゴがあるね」「おいしそうだね」「食べてみる?」などです。赤ちゃんの行動に反応することが大事なので、内容はシンプルでOK。見えているものそのものでも、そこから連想したことでもいいのです。

声かけする際のポイントは、赤ちゃんの行動を見ること。言葉を話せない赤ちゃんですが、じっと見つめたり指差ししたりと、しぐさで様々なことを発信しています。それを受け取ったら、何かしら言葉や反応で返す。それが赤ちゃんとのコミュニケーションに発展していくというわけです。

具体的に話しかける内容については、ここはぜひ絵本にお任せください。絵本に書いてある言葉を読み、描いてある絵のことを話すだけで、赤ちゃんへの「声かけ」になり、コミュニケーションになる。絵本はとても頼りになるコミュニケーションツールなのです。

絵本選びですが、具体的なものが描かれていると声かけの糸口になりやすいでしょう。例えば食べ物の絵本。『くだもの』は赤ちゃんの反応がよく出ると評判なので声かけしやすいと思います。また『りんごです』は、登場するのはすべてりんごですが見た目が全部違うというユニークな内容で、読み手が赤ちゃんに話しかけたくなる絵本です。

また以前のご相談「赤ちゃんに伝わってるの?」では、赤ちゃんの反応が出やすい絵本をいろいろご紹介しています。参考にしてみてくださいね。

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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