イチ押し絵本情報

幼稚園保育園で親しまれてきた手遊びが絵本に(新刊絵本のご紹介 Vol.502)

2024年8月12日

今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 幼稚園保育園で親しまれてきた手遊びが絵本に

もぎあきこさんの文、森あさ子さんの絵による絵本『ころころたまご』が出版されました。幼稚園や保育園などで長年親しまれている手遊びうた「ころころたまご」(まど・みちおさんの詩「ころりんたまご」が伝承されたもの)がもとになった一冊です。

ころころたまご

ころころたまごは おりこうさん ころころしてたら…ページをめくると、ひよこになっちゃった!

たまごはこの後、どうなるのかな?とページをめくるのが楽しみになる絵本。巻末には手遊びの方法や楽譜も載っているので、歌いながら読んだり、手遊びしながら楽しんだりできますよ。

<作者(文)・もぎあきこさんからのコメント>
卵がころころしていたら、〇〇になっちゃった!というわくわくする詩を書かれたのは、詩人まど・みちおさんです。伝承されるなかで、題名は「ころりんたまご」から「ころころたまご」に変化しますが、今も昔も多くの子どもたちに愛されています。

絵本にするにあたって、まどさんが大切にされてきた尊い命を大切にする気持ちや、オノマトペの楽しさをたくさん手遊びにこめました。可愛らしい切り絵と一緒に遊んでいただけたらと思います。

<作者(絵)・森あさ子さんからのコメント>
長年親しまれてきたまど・みちおさんの詩をもぎあきこさんがアレンジなさるということで、どんな風に仕上がるのか楽しみにしていました。

できあがってきたテキストは、原詩を踏まえつつもさらにスケールが大きくなっていて様々な場所、時代でこれから生まれようところころしている卵の姿が印象的でした。

新たな姿になる前のわくわく感を出せたらいいなと描かせていただきました。手遊びと一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。

世界文化社のYouTubeチャンネルでは、「ころころたまご」の遊び方を紹介する公式動画を公開中。作者のもぎあきこさんのうたと手遊びをぜひ参考にしてみてくださいね。


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