絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
2歳4か月の女の子のママです。娘は最近、ものの名前が気になるようで、何かを指さしては「これなあに?」と聞き続けています。絵本を読み聞かせしていても「これなあに?」ばかりで、なかなか読み進まないことも多く…その都度、読み聞かせを中断して、名前を教えてあげるべきでしょうか。
「これなあに?」が止まらないとのこと。「なになに期」に突入されたのですね!「なになに期」は、その後にやってくる「なぜなぜ期」の前段階。この時期の子どもは、「これなあに?」と聞いて名前を知ることで、どんどん世界を広げていきます。
もっと知りたい!わかりたい!という好奇心からくる質問なので、読み聞かせの途中でも「これなあに?」と聞かれたら、ぜひ「これは〇〇だよ」と答えてあげましょう。「これなあに?」「〇〇だよ」というやりとりの数だけ、みるみる語彙が増えていくはずです。
「なになに期」のお子さんにおすすめなのが、ものの名前を教えてくれる絵本。いくつかおすすめをご紹介しましょう。
『どうぶつ』や『くだもの やさい』などの「あかちゃんミニえほん」は、はたこうしろうさんのかわいいイラストでものの名前に親しめるシリーズです。9cm四方の手のひらサイズのボードブックで、お出かけの際にバッグの中に入れておくのにも便利。見開きの右ページにイラスト、左ページに名前が入っていいて、例えば猫のイラストの左側には、ひらがな「ねこ」のほか英語「cat」、英語の読みがなも載っているので、少し大きくなってからも楽しめますよ。
『0さい~4さい こどもずかん 英語つき』は、「どうぶつ」「のりもの」「むし」「からだ」など、子どもたちの好きなジャンル別に、名前や姿をたっぷりと紹介しています。ページいっぱいに並んだかわいいイラストは、「なになに期」のお子さんの好奇心を満たしてくれることでしょう。
『まどあけずかん いきもの』をはじめとする「まどあけずかん」シリーズも、2歳頃から楽しめます。しかけまどをめくれば、名前だけでなく様々な知識を得られるので、初めての図鑑として入手してみてはいかがでしょうか。
わが家で愛用していたのは、『赤ちゃんにおくる絵本 1』。赤ちゃんの身の回りにあるものや動物を、シンプルかつ美しいデザインで教えてくれるロングセラー絵本です。戸田デザイン研究室・戸田やすしさんインタビューを読むと、赤ちゃんのために丁寧につくれられた絵本だということがよくわかります。
『赤ちゃんにおくる絵本2』、『ひとつ・ふたつ・みっつ 赤ちゃんにおくる絵本 3』とあわせてどうぞ。
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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