イチ押し絵本情報

数字に興味が出てきました(絵本子育て相談室 Vol.497)

2024年7月5日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 数字に興味が出てきました

<今回のご相談>
3歳10か月の男の子のママです。最近、数字に興味が出てきたようで、家でも外でも「1」を見つけると指さして、「いち!」とうれしそうに読み上げています。まだ1、2、3くらいまでしか数えることはできないのですが、興味があるうちに楽しく身につくといいなと思っています。おすすめの絵本はありますか。

 楽しく数字と遊ぼう!

数字が身につく、というのは、ただ単に1から順に数えられるというだけでなく、数字の概念を理解すること。「右から2番目」とか「全部で5個」といったことがわかるということです。そのためにまずは、数を数えることができたり、数字を読めたりといったことが必要です。堅苦しくお勉強と考えずに、絵本や日常生活の中で、楽しく親しんでいけるといいですよね。

楽しく数字と遊ぶには、数え歌がおすすめ。『すうじのうた』は、1から10までの数字を、形が似ている物や動物に例えたおなじみの童謡に、北村人さんさんがクレヨンで描いた素朴で愛らしい絵をつけた絵本です。「すうじの1はなあに?」「こうばのえんとつ」と歌いながら読めば、10までの数字を楽しく覚えられそうです。

1から10まで言えるようになったら、カウントダウンにも挑戦してみては?『オフロケット』は、「じゃっぷん、ジュゴンが、ジャンプして」から始まる、カウントダウンの絵本。何度も読んで覚えたら、ぜひお風呂で唱えてみてください。

ちょっと自信がついてきたら、ディック・ブルーナさんの絵本『わたし たしざん できるの』はいかがでしょう。1個のコップと1個のコップ、足したら2個。青いはさみ2本と、赤いはさみ1本、足したら3本。かわいくておしゃれな絵を見ながら、簡単な足し算体験ができますよ。

最後にご紹介する『すうじのかくれんぼ』は、数字にまつわるしかけ絵本。大きな「1」の後ろに隠れているのは何かな?と、しかけをめくると「いちごが1こ ころんっ」。「2」の後ろにはニワトリが2羽、「3」の後ろにはサンドイッチが3個。「4」や「5」には何が隠れているのでしょう?

ラストには「100」のページも。いったい何が隠れているのか、絵本で確かめてくださいね!

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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