イチ押し絵本情報

読み聞かせの体勢どうしてる?(絵本子育て相談室 Vol.494)

2024年6月14日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 読み聞かせの体勢どうしてる?

<今回のご相談>
1歳2か月の男の子のママです。みなさん読み聞かせの体勢ってどうされているのでしょうか。「おひざで絵本」に憧れますが、うちの子は読み聞かせていてもウロウロして、なかなかおとなしく座ってくれません。もし正しい読み聞かせの姿勢があるなら教えてください。

 ママ・パパのぬくもりを感じられる形がいい

ご相談からお子さんの元気な様子が目に見えるようですね。まず最初に、お子さんが楽しめていて、相談者さんも無理なく続けられているなら、今の読み聞かせの体勢で◎だとお伝えしたいです。正解というものはありません。ただ、体勢によっていろいろ利点がありますので、参考になさってくださいね。

まず読み聞かせと言えば思い浮かぶのが、相談者さんもおっしゃる「おひざで絵本」でしょう。ママ・パパのぬくもりを全身で感じられるので、お子さんの安心感や幸福感、また親子の触れ合いという意味でポイントが高いかなと思います。またどんなサイズの絵本でも読み聞かせしやすく、子どもがお話への没入感を味わいやすいのもいいところ。ちなみに赤ちゃんでも、首が座っていればおひざで読み聞かせができますよ。

日中の読み聞かせでは、ソファなどで横並びという方も多いようです。ひとつの絵本をのぞき込むので、自然と体を寄せ合うことになりスキンシップが図れますし、おひざの上に比べてお子さんの表情がよく見えますよ

寝かしつけのタイミングで読まれる方は、一緒に横になってあおむけでしょうか。一緒に寝転ぶ楽しさや一緒に眠る安心感など、こちらにもただお話を聞く以上のよさがあります。ただし、あおむけで本を長時間持つのは腕がつらいので、軽い絵本、小さな絵本などがいいかもしれませんね。あちこち興味がいきがちの子も、この体勢だと絵本に集中しやすいかなと思います。日中ならたっぷり遊んだ後に、一緒に寝転んで読んでみて。

寝かしつけの際にお子さんが大きな絵本やしかけ絵本をもってきたら、うつ伏せで絵本をのぞき込むような姿勢がいいかもしれません。そのまま寝落ちは難しいですが、一緒に絵本を楽しむワクワク感は高まりますよ。

向かい合わせは、保育士さんなどが大勢の子どもを対象に読み聞かせるときに合った体勢でしょう。ご家庭では紙芝居を読む、あるいは幼稚園ごっこをするなど、いつもと雰囲気を変えたいときにお試しあれ。

どの体勢で読み聞かせるにしても、ママ・パパのぬくもりを感じられる形がいいのではないでしょうか。親子共に心からリラックスして、幸せな時間を満喫してくださいね。

相談者さんの憧れ「おひざで絵本」が実現しそうな絵本をご紹介。「おいで おいで おひざで だっこ」と、おひざに誘う言葉が書かれています。パンダの親子のように読み聞かせをしてもよし、ただ抱っこするだけもよし。幸せ時間が約束された一冊です。

もうちょっと大きくなってきたら、おひざの上で読むと楽しい『でんしゃうんてんしまーす!』などの「おひざで GO」シリーズがおすすめ。ガタゴトゆらしたり、カーブで左右に傾いたりして読み聞かせてあげれば、次回は子どもが自分からおひざに乗ってくること間違いなし♪

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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