イチ押し絵本情報

電車好きのための電車の絵本は?(絵本子育て相談室 Vol.486)

2024年4月19日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 電車好きのための電車の絵本は?

<今回のご相談>
3歳になったばかりの男の子のママです。息子は電車大好きっ子。ゴールデンウィークは実家に帰省するついでに、新しい電車にもいくつか乗る予定です。そんな息子におすすめの電車の絵本はありますか?

 新しい電車や乗り物の絵本!

息子さんの「大好き!」に合わせてお出かけ。楽しいお休みになりそうですね♪ 電車の絵本は、ロングセラーでは『でんしゃ』や、『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』『しゅっぱつしんこう!』など枚挙にいとまがないほどありますが、「新しい電車」好きの息子さんに向けて、比較的新しい電車の絵本をご紹介しますね。

まずは『でんしゃ すきなのどーれ』。182の車両が掲載された電車好きを満足させる図鑑的な面白さに、電車好きは夢中になるはず!

『でんしゃが とおりまーす!』は、目の前を一瞬で通り過ぎた通過電車の中に、様々な生き物がぎっしり乗っているという不思議でユニークなお話。キリンの頭が入りきっていなかったり、クジラの潮が吹きだしていたりとツッコミどころも多く、最後は登場した生き物の総出演があるなど何度読んでも楽しい絵本なので、帰省などの長期のお出かけに持っていくのも◎。

青山邦彦さんの『のりもの いっぱい』は個性的な乗り物の絵本。没入感のある大迫力のパノラマの中で、電車はもちろん消防車やパトカーが出動したり、道路補修をするトラックがあったり、コンテナ船が大量の荷物を運んでいたりと、乗り物が活躍する姿が緻密な絵でぎっしりと描かれています。絵探し的な楽しさもありますよ。

『きみも運転手になれる! パノラマずかん 運転席』は、まさに運転席(運転台)に座った気持ちになれる絵本。しかけを広げると、電車や新幹線、バス、飛行機などの運転席とそこから見た景色が、目の前に広がります。大きな乗り物を運転してみたい…という子どもの憧れを満たしてくれますよ。

中でも『でんしゃ すきなのどーれ』が、電車好きを満足させてくれるのではないでしょうか。図鑑的な面白さのほか、車両を正面からとらえて「やさしい顔」「怒った顔」と見立てる楽しさ、写真ではなく版画で描かれた絵のあたたかみなど見どころが多い電車絵本の新定番と言えます。

「でんしゃ すきなのどーれ」と指差ししあえば、大人にとっても楽しい読み聞かせ時間になりますよ。

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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