イチ押し絵本情報

お散歩で見かける身近な生き物の赤ちゃん絵本(新刊絵本のご紹介 Vol.485)

2024年4月15日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 お散歩で見かける身近な生き物の赤ちゃん絵本

とうごうなりささんの絵本「あかちゃんの おさんぽえほん みぢかないきもの」シリーズが出版されました。『あ! てんとうむし』、『からすが かあ!』、『たんぽぽのはら』の3冊で、いずれもボードブックです。

あ!テントウムシみつけた。進む先に手を置くと、テントウムシが手に乗り、差し出した指先にも登ったと思ったら、あれ?どこいった?

見開き

高い所に登る習性があるテントウムシと一緒に遊ぶ方法が、楽し気な子どもの様子と共に描かれています。

一羽のカラスが、柿の実を見つけました。もう一羽やってきて、「かあ!おいしそうだね」「かあ!おいしそうだよ」と、仲良く実をつつきます。今日はどんな一日を過ごすのかな?

見開き

赤ちゃんの目にも見つけやすい鳥・カラスの、食べる、うんちする、遊ぶ、寝るという一日の様子を描いた一冊。大人も詳しくは知らない生態に新鮮な驚きがありますよ。

「たんぽぽのはら、ぽかぽかのはら」。タンポポの花を見つけて、ミツバチが飛んできましたよ。蜜をおいしそうに吸っています。トカゲやスズメもやってきて、ひなたぼっこしたり、種を食べたり。最後にやってきたのは子ども。タンポポの綿毛を見つけて…。

見開き

リズミカルな言葉に乗せて、タンポポに次々やってくる生き物の様子が描かれています。子どもたちが大好きなタンポポを通じて、豊かな自然を感じられる絵本です。

<作者・とうごうなりささんからのコメント>
子育てする中で、身近な自然をテーマにした赤ちゃん絵本が少ないと感じたので作ってみました。当時1歳から2歳だった娘と一緒にカラスを観察したり、テントウムシやタンポポの綿毛で遊んだりした経験が元になっています。絵本を読み、お散歩をして、本の中と現実の両方で身近な生き物に出会って親しんでくれたらと思っています。

いずれも赤ちゃんの目につきやすい身近な生き物たちの、生態に則したお話が細密で美しい版画で描かれています。絵本を読んだ後は、きっとお散歩したくなりますよ。


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