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織田(おりた)りねんさんと、ちえちひろさんによる絵本『なぞなぞどろんのもり』が出版されました。
ある朝早起きしたひかるのもとに、「なぞなぞどろん」とやってきたのは、「鈴」に「目」がついたへんてこな子。その正体は「すず・め」。一緒になぞなぞで遊ぶことにしたふたりの前に、森の生き物たちが化けた、さらにへんてこなものたちが待っていました。
「パン」に「だ」がついたら?「り」の下に「巣」があったら?どんな動物が化けたかわかるかな?
ひらがなと絵をヒントに謎を解くなぞなぞは、全部で26問。「判じ絵」という昔ながらの言葉遊びを元にした、古くて新しいなぞなぞ絵本です。ひらがなを覚えはじめの子におすすめですよ。
<作者(文)・織田りねんさんからのコメント>
なぞなぞは身近な遊びですが、実は、遊びの中で高度なコミュニケーションが展開されます。答える側は知っていることばの中で、条件にぴたりとくるものを探したり、ヒントをだす側は相手に答えをバラさず、かつ助けになるようなワードを伝えたりするからです。
「この絵本のなぞなぞをといてみたい、でもまだ少しむずかしい…」という年齢のお子さんには、ぜひ大人の方が、そばでいっしょに考えてみてあげてほしいです。その、ことばを通した交流の時間が、楽しいものになるといいな、と願っています。
<作者(絵)・ちえちひろさんからのコメント>
読んでくれる子どもたちに楽しんでもらいたい!という思いから、制作途中の段階で、実際にクイズを解いてもらうなど、いろいろな子どもたちの声を聞いて作りました。
まずはやっぱりなぞなぞで楽しんでいただきたい絵本ですが、なぞなぞが解けない年齢の子どもたちも楽しめるような仕掛けや、動物のそれぞれの性格、美味しそうな食べ物とパーティーの時間など、盛り込んで描きました。この絵本のいろいろな味を楽しんでくれたらうれしいです。
もしなぞなぞがわからなくても、ユーモラスな絵を楽しみながら、何度も読み返してみて。コツがつかめたら、「わかった!」となる日も近いですよ。
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