今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!
斉藤倫さん、うきまるさんの文、牧野千穂さんの絵による絵本『おやすみまくら』が出版されました。
もう寝る時間なのに、まったく眠くない子猫のこねんこさん。そこにアヒルが現れて、「わたしをまくらにどうでしょう?」。アヒルさんにもたれかかると、ふわふわやわらかで、こねんこさんはいつの間にか夢の世界へ…。
きのこのまくら、食パンのまくらなど、気持ちよさそうなまくらがたくさん登場する、おやすみ前にぴったりの絵本です。
<作者(文)・斉藤倫さんからのコメント>
なかなか寝つけないお子さんに、たのしんでもらえる絵本をつくりたいとおもいました。なんだか、じぶんのことみたいだね、と、おやすみまえに読んでもらえたらうれしいです。どのまくらが好き? とか、あれ、どこからが夢? どこまでが夢? なんて話しあってもたのしいかも。牧野さんのえがく世界は、どれもため息が出そうなすてきさですが、絵のなかに、夢のつづきがまぎれこんでいたり……きっとなんども見たくなりますよ!
<作者(文)・うきまるさんからのコメント>
こんなまくらで眠りにつけたらなあ、と倫先生と盛り上がりながら作りました。初めて牧野さんのラフを見た時は、主人公が羨ましくて私もここで眠りたい!と思いました。それくらい気持ちよさそうな世界なのです。
好きなシーンがいっぱいあるのですが、特に注目していただきたいのは、雲のシーン。ゆめと現実が混じり合った世界を、牧野さんにしかできない表現にされていて、個人的にとても気に入っています。
<作者(絵)・牧野千穂さんからのコメント>
こねんこさんは眠くない。
まだ遊んでいたいし、夜になるともっといい感じのこととか、もっとわくわくする何かがくるよな、あの感じ。
1年前にうちにやってきた子猫は、ポイッと捨てたレシートを、ゴミ箱から引っ張り出しては、遊んでいました。ぴょんぴょん飛び跳ねて、猫パンチを繰り出して、くしゃっと丸めたレシートが、小さなトカゲか何かのように夢中になって遊びます。想像して、創造してる。
いろんなまくらで眠っちゃうこねんこさんは、この子猫をイメージして描きました。
『はるとあき』、『レミーさんのひきだし』の斉藤倫さん・うきまるさんコンビのお話に、『うきわねこ』、『ゆきがふる』の牧野千穂さんの絵という組み合わせで生まれた、とってもかわいい猫の絵本。こねんこさんと一緒に、夢の冒険に出かけませんか?
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