今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!
チリ出身、スペイン在住の絵本作家パト・メナさんの絵本『おんせん ぽかぽか』が出版されました。日本が大好きな作者が、長野県の地獄谷温泉のサルたちを主人公につくった温泉のお話です。
朝です。木の上で目を覚ましたサルたちは、すたすたとっとこと温泉へ。ぽかぽか温まると、今度はおなかが空いてきて…。
雪山で暮らすサルの家族の一日を、オノマトペとピクトグラム(絵文字)で描いています。原書はスペイン語ですが、フランス語、韓国語、中国語に翻訳され、ついに舞台となった日本での出版となりました。
<作者 パト・メナさんからのコメント>
(「なぜ海外で人気なの?」という質問への回答)
もちろん、サルが温泉に入るということは、海外の僕らにとってはエキゾチックで驚くべきことです。ただ、この作品がアメリカ、フランス、韓国、中国などで評価されているのは、サルも人間と同じように群れの中で暮らし、朝起きて、ごはんを食べて、うんちをして、何より楽しく遊ぶという日常を送っていることに、子どもたちが共感を持ってくれたからではないかな。
日本語版の刊行にあたっては、作者と相談して、日本固有のオノマトペを豊富に使ったそうです。コガラや野ウサギ、リスも登場しているので、探してみてくださいね。
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