イチ押し絵本情報

お手紙ブーム到来(絵本子育て相談室 Vol.463)

2023年11月3日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 お手紙ブーム到来

<今回のご相談>
3歳10か月の女の子のママです。最近、我が家ではお手紙がブームです。娘がたどたどしい字で書いたお手紙を、お菓子の箱で作ったポストに入れると、しばらくしてお返事が届く、という遊びです。お返事は私がいろいろな人や動物になりきって書いています。とても楽しいようで、せっせとお手紙を書く毎日です。お手紙ブームをさらに盛り上げてくれる絵本があったら教えてください。

 人気絵本の主人公からお手紙が届く!

昔と比べると、手書きのお手紙を書く機会は少なくなっていますが、それでも昔ながらの手紙はうれしいものですよね。お手紙ごっこは「どうぞ」「ありがとう」という、やりとり遊びの進化系なのだと思います。やりとりを重ねるたびに、お子さんの情緒が豊かに育まれていくはず。お手紙の絵本も読めば、さらにお手紙ごっこが盛り上がりそうですね!

まずおすすめしたいのは、えがしらみちこさん『いろいろおてがみ』。お手紙ごっこをそのまま絵本にしたような、かわいらしいお話です。誰からのお手紙かな?とあてっこ遊びをしながら楽しみましょう。

お手紙といえば郵便屋さんの存在も忘れてはなりません。『ゆうびんやさんのホネホネさん』をはじめとする「ホネホネさん」シリーズや、『ゆうびんやのくまさん』『ゆうびんでーす!』なども読んでみてはいかがでしょう。お手紙ごっこが郵便屋さんごっこに発展していくかもしれませんね。

ページにお手紙のしかけのついた絵本もあります。『フェリックスの手紙 小さなウサギの世界旅行』は、ロンドン、パリ、ニューヨークなど、世界を旅するウサギのぬいぐるみのフェリックスから、6通の手紙が届くというお話。ぬいぐるみからの手紙を通して海外を垣間見るなんて、聞いただけでワクワクしますね。

『しろくまくんおてがみですよ』では、マレーシアのマレーぐまくん、中国のパンダくん、アラスカのひぐまおばさんなど、世界中の動物たちからお手紙が届きます。最後にはあっと驚くプレゼントも!

最後にご紹介するこちらも、絵本のページに封筒がついていて、そこからお手紙を出して読むことができます。「こどものとも」50周年記念に出版された絵本で、ぐりとぐら、ばばばあちゃん、だるまちゃんなど、月刊「こどものとも」で人気の高い絵本のお友だちから10通の手紙が届きます。次は誰だろう、何が書いてあるんだろう…と、絵本好きなら子どもだけでなく大人もワクワクしてしまうはず!

続編に『こんにちは また おてがみです』も。関連絵本とあわせてお楽しみください。

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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