絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『る』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
1歳8か月の男の子のママです。この夏は久しぶりの家族旅行で、息子を初めて海に連れていきます。海水浴…というほどのものにはならないだろうと予測してはいるのですが、先日一足先に子連れで海に行ったという友人から、「怖がって波打ち際でもずっと抱っこだった」という話を聞き、もう少し楽しめたらいいなと思っています。海は楽しいよと教えてくれるような絵本はありますか。
初めての海、いいですね。お子さんがどんな反応をするのか、とても楽しみですね! 事前に海の絵本を読んでおけば、実際に海に行った時、絵本と現実がリンクして、すんなり海を楽しめるかもしれません。
2歳前ということですので、まずおすすめしたいのは『うみ ざざざ』。さくさく、ざざーん、ざざざざざ、ざわざわ、ぷっかりこ…海辺で楽しむ夏の一日をリズミカルな言葉と色彩豊かなイラストでつづった一冊です。海のまぶしさ、波の音、海の水のしょっぱさ、足を洗う波の感覚、スイカのおいしさなど、五感をフルに使って海を楽しめますよ。
『おーなみ こなみ ざぶん!』は、わらべうたから生まれた絵本。海水浴はもちろんのこと、貝殻拾いに海の家、突然の夕立、花火大会など、楽しい海辺の夏がぎゅっと詰まっています。巻末に楽譜も載っているので、歌うように読んでみて♪
『うみへいく ピン・ポン・バス』はロングセラー『ピン・ポン・バス』の続編。バスが坂道を登り、トンネルを抜けると、その先には真っ青な海が広がっています。乗り物が好きな子にもそうでない子にもおすすめの、海に行くワクワク感が味わえる一冊です。
『はだしになっちゃえ』は、海水浴に来た子どものはだしの足もとの感覚をテーマにしています。はだしになった時の砂の熱さ。波打ち際の、海水を含んだ砂の冷たさ、やわらかさ。引く波が、足もとの砂をさらっていく時のくすぐったさ。実際に海で体験して、ああ、絵本で見たのはこのことだったのか!と実感できるといいですね。
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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