イチ押し絵本情報

絵本の穴から、指をぷっくりのぞかせたら?(新刊絵本のご紹介 Vol.447)

2023年7月17日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 絵本の穴から、指をぷっくりのぞかせたら?

中村至男さんの絵本『ぷっくり ぽっこり』が出版されました。子どもの手のひらサイズのしかけ絵本です。

見開き

ぷっくり、ぽっこり。お日さまや入道雲、みかん、りんご、イカなどなど。いろいろな顔がこちらを向いて笑っているよ。顔の真ん中に穴が開いているので、後ろから指をあてて、ぷっくり、ぽっこり、はみ出させてみたら…。

見開き

穴から少しだけ指がのぞくことで、まるで鼻がちょっぴり膨らんだように見えるしかけです。また自分で穴に指をあててみると、穴からのぞいた部分が自分の指ではないような不思議な感覚になるのがとてもユニーク。赤ちゃんの手でもしかけを楽しめる、小さめなボードブックです。

<作者・中村至男さんからのコメント>
身のまわりのすべてに興味をもち、なんでも触ったり口に持っていったりする赤ちゃんは、まるでその小さな身体が本能や好奇心で満たされ、はち切れんばかりに膨らんでいるように見えます。コロナでデジタル化が進んだ今、実際に身体を使って触ることのうれしさを大事にしながら、紙ならではのしかけ絵本を作りました。ぷっくりぽっこり!と、赤ちゃんとのコミュニケーションを育んでくれたらうれしいです。

穴からのぞかせた指に触られると、何だか不思議で愉快な感覚になりますよ。ぜひ親子で一緒に試してみて。

▼偕成社「作家が語る『わたしの新刊』」中村至男さんインタビューはこちら
https://kaiseiweb.kaiseisha.co.jp/a/ath/ath230517/


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