スペシャルインタビュー

かとうようこさん 『みてみて!』刊行記念スペシャルインタビュー

今回は、絵本作家・かとうようこさんの新刊刊行記念スペシャルインタビューをお送りします。ミーテのくまのキャラクターの生みの親としてもおなじみのかとうさん。待望の新作『みてみて!』は、赤ちゃんから楽しめる、とってもかわいらしい一冊です。なんと、ミーテのくまさんが登場するんですよ! ミーテ会員のみなさんの声も生かしてつくられたという『みてみて!』。制作エピソードや絵本に込めた思いなどをお話しいただきました。

かとうようこさん

かとう ようこ

1970年生まれ。東京都在住。青山学院大学文学部卒業後、商社勤務を経て絵本の世界へ。絵本作家として制作に励みながら、「ミーテ」のキャラクターをはじめ、幼児雑誌などのイラストなども手がける。主な作品に『ひとしずくのお話』(くもん出版)、『ふらふらみつばち』『みんなでんしゃ』『ぎゅうぎゅうでんしゃ』(以上ひさかたチャイルド)、『コブタくんもうなかないで』(金の星社)などがある。
ホームページ「かとうようこ時間のびんづめ」:http://katoyoko.net/

赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむためのツール

『みてみて!』

▲初めて絵本を見る赤ちゃんにもぴったりの一冊『みてみて!』(ポプラ社)

―― 新作の『みてみて!』は、かとうさんにとって初めての赤ちゃん絵本ですね。どんな思いでつくられたのでしょうか?

この絵本の対象年齢は0、1、2歳ぐらいなんですが、そのぐらいのときって、日々の子育てに忙しくて、絵本を手にとる気持ちの余裕などないというお母さんも多いと思うんです。でもきっと、音の鳴るおもちゃを振るなどして、あやしたりはしていますよね。そんなおもちゃと同じような感覚で、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむためのツールとして使ってもらえる絵本にしたいなと思ったんです。

「絵本を読み聞かせしてあげなくちゃ」なんて構える必要はなくて、語りかけやスキンシップといった、ママと赤ちゃんが普段しているコミュニケーションの延長線上で、気軽に楽しんでもらえる絵本を目指しました。

―― 「みてみて!」という言葉、子どもはよく言いますよね。ミーテ会員さんの日記の中でも、お子さんと「みてみて!」とやりとりする様子はよく出てきます。

子どもが「みてみて!」というのは、自分が見たものをママにも見てほしいという気持ちのほかに、いつもママに自分のことを見ていてほしいという気持ちもあると思うんです。絵本には、そんな子どもの気持ちも盛り込みました。

ラストは、ママがその気持ちを受けとめて「ぎゅっ」と抱きしめます。読んでいるママにも、ぜひお子さんを「ぎゅっ」としてもらいたいですね。

初めての一冊として、気軽に楽しめる絵本を

『みてみて!』見開き

『みてみて!』は縦開きの絵本。向こうから手前にめくります

―― ミーテ会員さんの声も取り入れながら、つくられたそうですね。

そうですね。実際に子育てをされているママ・パパのお話は、絵本をつくる上でとても参考になりました。

赤ちゃんのうちは、一冊の絵本を最初から最後まで通して読むのは難しいんですよね。読み始めたとたん、違うことに興味がいってしまったり、オムツ替えやおっぱいなどのお世話をしなきゃいけなくなったり…… そんな子育て中の様子を知って、途中の一見開きか二見開きだけでも楽しめるような絵本にしたんです。

お出かけのときに絵本を持っていくという方も多いようだったので、バッグの中にも入れやすい、手頃な大きさにしました。

―― 特に工夫したのは、どんなところですか。

『みてみて!』は、縦開きの絵本なんです。「みてみて!」とくまさんが見上げた先に、何かがちらっと見える。ページをめくると、その“何か”が降りてきて、何だったかわかる……そんな展開をスムーズに見せるために、向こうから手前にめくるようなつくりにしました。

風船、鳥、ヘリコプターと、頭上にちらっと見えたものが次のページで全部見える、という楽しさを味わってもらえるんですが、その次のちょうちょは、それまでとはちょっと違う感じで登場するんです。一瞬「あれ?」という感じで、意外性を楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。

赤ちゃんのための絵本なので、「ふわふわ」「ぱたぱた」「ぶるぶるぶるぶる……」などの音も取り入れました。歌うように読んだり、臨場感たっぷりに読んだりしても楽しいですよね。

―― この絵本に登場しているのは、ミーテのキャラクターのくまさんですね。

そうなんです。このくまさんは、ミーテがスタートするときから今まで何度も描いてきた、私にとっても愛着のあるキャラクターです。昨年の3月には、ミーテ会員のみなさんに「テテくん」という名前もつけていただきました。このくまさんがミーテを飛び出して、こうして絵本になることで、さらにたくさんの方たちに愛される存在になれば、とてもうれしいです。

これから子育てをする方や、絵本にあまり関心のない方にも、初めての一冊として気軽に手にとってもらえる絵本を目指してつくりました。この絵本を介して、お子さんとのコミュニケーションをもっともっと楽しんでいただけたらと思っています。

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