スペシャルインタビュー

子ども中心で考えることで、毎日の生活が豊かになった

▲簡単な韓国料理からイベントごはん、野菜嫌いやアレルギー対策、絵本に出てくるスイーツまで、全61レシピを掲載『コウケンテツのおやこ食堂』（白泉社）

わが家は夫婦共働きで、妻は僕の仕事のマネジメントやアシスタントをしてくれています。子どもが生まれる前は、僕も妻も睡眠2～3時間で、ゆっくりごはんを食べる時間さえ取れないような生活だったんです。だから妻が妊娠した時は、うれしい反面「仕事、大丈夫かな？」と不安になりました。

そこで、日々の雑務を効率化させるために、出産前に夫婦でしっかり話し合ったんです。たとえば…僕はもともと料理以外の家事も何でもやる方だったんですけど、実は洗濯物を畳むのがあまりうまくなかったらしく…話し合った結果、洗濯して干すまでは手が空いた方、洗濯を取り込んでたたむのは妻という分担になったんです。お互いの意見を改めて聞いて、ふたりで話し合うことで、僕もなるほど！と素直に受け入れることができました。

そんな風に事前にきっちり手分けしておいたおかげで、子どもが生まれてからはむしろ生活が規則正しくなって、その分ゆとりができたんですよ。朝ごはんは家族みんなでゆっくり時間をとってますし、保育園のお迎えの時間までに協力して仕事を終わらせるので、そこからはまた家族の時間。子ども中心で考えることで、生活が豊かになったんです。妻とも今はもう阿吽の呼吸で、何も言わなくてもお互いフォローし合えるようになりました。

絵本の読み聞かせが生活リズムをつくる

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ミーテでは、スペシャルインタビューの他にも、子育てに絵本を取り入れている先輩ママ・パパのお声もたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

コウケンテツさんのインタビューはまだまだ続きます。

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▲工藤ノリコさんの人気作『ペンギンきょうだい れっしゃのたび』（ブロンズ新社）。シリーズは全4作。乗り物で旅する楽しさはもちろんのこと、おいしそうな食べものも要注目！

僕の父は本をよく読む人だったので、伝記や歴史書など、本が常に身近にある環境で育ったんですね。絵本もよく読んでもらったので、自分の子ども達にも自然と読むようになりました。

絵本の読み聞かせは僕の担当で、毎日寝る前に読んでします。絵本のいいところはたくさんありますけど、生活リズムが整うというのもそのひとつ。ただただ遊んでて「はい、寝るよ！」と言っても絶対寝ませんが、「読みたい本、持っておいで。読んだらねんねだよ」というのを毎日繰り返していたので、今では「おーしーまい！」と絵本を閉じるとすぐに寝るんですよ。僕もよく寝落ちしてしまうんですけどね（苦笑）

子ども達のお気に入りは工藤ノリコさんの「ペンギンきょうだい」シリーズ。『からすのパンやさん』もよく読みます。おいしそうな食べものの出てくる絵本は、やっぱり鉄板ですよね。『コウケンテツのおやこ食堂』というレシピ本で、「バムとケロ」シリーズのお菓子など、絵本に登場するごちそうのレシピをつくったことがあるんですが、その時も子ども達がめちゃくちゃ喜びました。

息子がキャベツ嫌いを克服できたのも、絵本のおかげ。『キャベツくん』を読んで「食べないとキャベツくんがかわいそうだよ！」と言ったら、食べるようになったんです。今では一番好きな野菜になりました。そんなうれしい効果があるのも、絵本の魅力ですね。

コウケンテツさんのインタビューはまだまだ続きます。

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