スペシャルインタビュー

工藤ノリコさんに聞きました! 第3話<全4話>

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今回は、『ピヨピヨスーパーマーケット』や「ペンギンきょうだい」シリーズなどの絵本でおなじみの絵本作家・工藤ノリコさんがご登場。子ども時代の思い出や人気作の制作エピソードなど、たっぷりとお話しいただきました。子どもだけでなく大人の心をも魅了する楽しい絵本の数々は、どのようにして生まれたのでしょうか? 4週連続でお届けします。

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工藤ノリコさん

工藤 ノリコ(くどう のりこ)

1970年、神奈川県生まれ。女子美術短期大学卒業。絵本作家、漫画家。主な絵本作品に「センシュちゃんとウオットちゃん」シリーズ(小学館)、「ピヨピヨ」シリーズ(佼成出版社)、「ペンギンきょうだい」シリーズ(ブロンズ新社)、「ノラネコぐんだん」シリーズ(白泉社)、漫画作品に「ワンワンちゃん」シリーズ(白泉社)などがある。
オフィシャルWEBサイト「buch(ブーフ)」 http://www.buch.jp/

8年かけて完結!「ペンギンきょうだい」シリーズ

ペンギンきょうだい れっしゃのたび

▲シリーズ第1弾『ペンギンきょうだい れっしゃのたび』(ブロンズ新社)。3人だけで列車に乗って、おじいちゃんとおばあちゃんのおうちに遊びに行きます

「ペンギンきょうだい」シリーズはもともと、「ペンギン×乗り物」という編集者さんからのオーダーがあったんですね。ただ私、乗り物を描くのがあまり得意じゃなくて…どうすれば自分の中で嘘がなく描くことができるかを考えた結果、旅をした時の気持ちを盛り込めば描けるなと思って、ペンギンきょうだい3人が旅をするお話にしたんです。

せっかく旅に出たんだからという自然な発想で、シリーズ通してお話をつなげていくことにしました。その方がトータルで楽しめて、面白いかなと思って。

第1弾の『れっしゃのたび』は、子どもの頃、夏休みのたびに電車で母の故郷に行っていたので、その体験をもとにつくりました。『ふねのたび』を描く前には、ハワイ島で絵本に出てくるような船に乗ったんですよ。『そらのたび』の時は、少し前にちょうどあのくらいのサイズの飛行機に乗る機会があったので、機内の様子など、写真を撮ったりスケッチしたりして、それを参考に描きました。

最終巻となる『バスのたび』は、それまでよりも移動距離が短くてゆるやかな旅なので、その分お話で楽しんでもらえたらと思って、バスに乗るとみんながやってしまいそうな体験を盛り込んでいます。乗り物で旅する楽しさを、絵本の中で味わっていただけたらうれしいです。

シリーズ通して登場するたくさんのサブキャラクター

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ミーテでは、スペシャルインタビューの他にも、子育てに絵本を取り入れている先輩ママ・パパのお声もたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

工藤ノリコさんのインタビューはまだまだ続きます。

『ペンギンきょうだい バスのたび』

▲シリーズ最終巻『ペンギンきょうだい バスのたび』(ブロンズ新社)。列車、船、空…と続いてきた3人の旅がラストを迎えます!

「ペンギンきょうだい」シリーズでは、4巻通して登場するたくさんのサブキャラクターも愛情を込めて描きました。

最初に『れっしゃのたび』の駅のシーンで、ペンギンきょうだい以外にも色んな人達を描いたんですが、その時に出てきた人達を最後までちゃんと描き続けたいなと思って。荷物の多いペンギンとか、赤ちゃん連れの家族とか、ビジネスマン風のおじさんとか…それぞれがどんな旅をしているかも合わせて見ていただけると、より一層楽しめるんじゃないかと思います。

4巻それぞれに食事のシーンがあるんですが、なるべくリアルに、手を伸ばして食べたくなるような大きさで描きました。子どもは自分の食べたいものを好きに買って食べることができないので、せめて絵本の中では好きなだけ食べて、おなかいっぱいな気分を味わってもらえたらと思っています。

工藤ノリコさんのインタビューはまだまだ続きます。

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