スペシャルインタビュー

片桐仁さんに聞きました! 第1話<全4話>

photo

今回は、NHK Eテレ「シャキーン!」の進行役・ジュモクさんの声優や、「ピタゴラスイッチ」のコーナー「10本アニメ」のナレーションなどでおなじみのラーメンズ・片桐仁さんがご登場。俳優、コメディアンに加え、造形作家としても注目が集まる片桐さんは、私生活ではふたりの息子さんのパパ。子ども時代の思い出や子育て、家族で大好きだという絵本のことなど、ユーモアを交えてお話しいただきました。4週連続でお届けします。

第1話|第2話第3話第4話

片桐仁さん

片桐 仁(かたぎり じん)

1973年、埼玉県生まれ。多摩美術大卒業。コメディアン、俳優、造形作家。お笑いコンビ「ラーメンズ」として活動するほか、NHK Eテレ「シャキーン!」にレギュラー出演、「大人のピタゴラスイッチ」でもMCをつとめる。現在は、エレ片コントライブ「コントの人9」を全国各地で上演中で、4月からは舞台『ベター・ハーフ』に出演。2児の父。

習い事をはしごした子ども時代

『ふしぎなえ』

▲子どもの頃片桐さんが好きだった絵本。上がったはずがいつの間にか下にいる階段など、錯視を利用した不思議な世界を描いた名作『ふしぎなえ』(作・絵:安野光雅、福音館書店)

子どもの頃というと、すごい習い事のイメージがありますね。母親がくもんの先生をやっていて教育熱心だったんだと思うんです。スイミングに公文式、少年野球、書道、英語教室、絵画教室、ピアノ、一番多い時は同時に5~6個あって、はしごすることもありましたね。好きだったのは、やっぱり絵画教室。あとは、全部嫌いでした(笑)

隣りの家にピアノの先生が越してきて、必然的に習わされたこともありましたが、全然練習しないから憂鬱で仕方なかったですね。今では先生の顔も定かではないんですが、その先生が音大の時の友だちと「森は生きている」というミュージカルに出られて、劇場に見に行ったのが、僕にとっての演劇原体験なんです。

今になって思えば、運動は苦手でもスイミングだけは得意だったりして、習っていてよかったと思います。息子はスイミングとピアノをやっていますが、2年に1回くらい発表会があって、あれは本当にいい機会ですね。2年と4年では人格が変わったと思うくらい成長してる。今年は一人前に緊張しているんですよ。前の時は順番待ちの時に気づいたらいなくなってて、知らないおじさんに「まだ出番じゃない」ってつまみ出されてましたから。僕も同じような経験してるんですけれどね(笑)

家族で絵本好き! 兄が弟に読み聞かせ中

会員登録後、インタビューの続きをご覧いただけます。

ミーテでは、スペシャルインタビューの他にも、子育てに絵本を取り入れている先輩ママ・パパのお声もたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

片桐仁さんのインタビューはまだまだ続きます。

モチモチの木

▲モチモチの木が怖かった豆太が、おじいさんの病気をきっかけに勇気を振り絞る感動作『モチモチの木』(作:斎藤隆介、絵:滝平二郎、岩崎書店)

子どもの頃は、公文式教室のためもあって家に絵本がいっぱいあったんです。一番好きだったのが、安野光雅さんの『ふしぎなえ』。ページが破れたのをテープで直してましたね。あれは大人になってから買い直しました。逆に嫌いだったのは、『モチモチの木』。今読めばいい話なんですが、あの切り絵が怖くて。サイズが大きいから他の絵本の陰からチラッと見えるんですよ(笑) 

『三びきのやぎのがらがらどん』『かいじゅうたちのいるところ』も怖かったなぁ。『100万回生きたねこ』や、五味太郎さん『みんなうんち』は、子どもに読み聞かせていいと思ったんだったかな? 嫁さんが好きだったのは、『きょうはなんのひ?』。よくごっこ遊びしたそうで、あれは女の子におすすめ。また上の子が通っていた幼稚園が読み聞かせに熱心で、毎月1冊絵本をくれたんですよね。家族で絵本が好きなこともあって、とにかくうちには絵本がいっぱいあるんですよ。100冊じゃきかないと思います。

上の太朗が4年生で下の春太が4歳なんですが、最近はお兄ちゃんが弟に読み聞かせてます。太朗が好きだったのは『よかったねネッドくん』『ねえ、どれがいい?』。絵もそうだけれど、物語の展開があるものが好きですね。絵本は兄弟ともに好きです。昨晩も下の子に読み聞かせたんですが、こっちは早く寝かせたいのに、結局僕とお兄ちゃんのダブルヘッダーで読んでもらってましたから(笑)

片桐仁さんのインタビューはまだまだ続きます。

 合わせて読みたい
ミーテに登録したらどうなるの?はこちら
スペシャルインタビュートップはこちら

ページトップへ