赤ちゃん絵本を楽しもう!

Vol.25 『やすんでいいよ』作者・おくはらゆめさんインタビュー

Vol.25 『やすんでいいよ』作者・おくはらゆめさんインタビュー

赤ちゃんとの絵本の時間を楽しみたい、すべての方へ。選りすぐりの赤ちゃん絵本の誕生秘話や、作家さん・編集者さんが絵本に込めた思いを伺いました。赤ちゃん絵本を楽しむヒントが詰まったインタビュー、今回は、おくはらゆめさんにご登場いただきます。

「やすんでいいよ」と、子育て中のお母さんにも伝えたい

子どもの頃、原っぱで人差し指を立てて、とんぼが止まるのを待っているのが好きでした。その遊びを思い出してつくったのが『やすんでいいよ』です。絵本のラフはだいぶ前につくっていたのですが、ちょっと物足りない気がして、ずっと絵本にできずにいました。でも、出産して子育てを経験する中で、気持ちが変わったんです。

初めての子育ては、想像以上に大変でした。うちの息子はなぜか生後5か月頃から半年ほど、夜中に20回くらい起きるようになってしまって、その上、朝3時半にはご機嫌で目覚めたりするので、全然休めなかったんです。さらに、大きめの赤ちゃんだったので、腰や背中、膝の痛み、腱鞘炎、そして寝不足の頭痛も重なって、体中痛くて…。

そんなしんどい時期に、たまたま『やすんでいいよ』のラフを読んだら、「あぁ、このままでいいんだ」と思えたんです。「やすんでいいよ」って、誰よりも私自身が言われたかったですからね。それで、子どもだけでなくお母さんにも読んでほしいという思いで、絵本にしようと決めました。

絵本は赤ちゃんが初めて出会う外の世界

きくちちきさんの『ぱーおーぽのうた』という絵本に、虫がたくさん出てくるシーンがあるんですが、息子は、本物の虫は震えあがって泣くくらい苦手なのに、そのシーンだけは毎晩何度も見たがりました。ニコニコしながら「むし! むし!」と指さしていたんです。でも最近、少しずつ本物の虫も触れるようになってきて…もしかしたら、絵本で先に仲良くなったのかもしれませんね。

絵本作家を目指し始めた頃、赤ちゃんが生まれたばかりの友人から「絵本は赤ちゃんが初めて出会う外の世界だから、がんばってね」と言われたことがありました。当時は正直「ふーん」という感じだったんですが、最近になって「なるほど、そうだなぁ!」と強く感じています。

誰かがその子のために絵本を選んであげるという、そのこと自体がとても大事だと思います。すぐに読まなくても、そのうち読むかもしれないし、本棚にあるだけでもいいんです。赤ちゃん絵本は短くてすぐに読めるので、いろいろ読んでみて、好きだなと感じるものを選んでほしいですね。

ミーテ プレゼント情報

おくはらゆめさんの赤ちゃん絵本『やすんでいいよ』直筆サインを入れていただきました!
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応募期間
6月12(火)~6月25日(月)

プロフィール

おくはら ゆめ(奥原 夢)

1977年、兵庫県生まれ。デビュー作『ワニばあちゃん』(理論社)で第1回MOE絵本屋さん大賞新人賞、『くさをはむ』(講談社)で第41回講談社出版文化賞絵本賞、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で第18回日本絵本賞を受賞。そのほかの作品に『やきいもするぞ』(ゴブリン書房)、『しっぽがぴん』(風濤社)、『たんぽぽはたんぽぽ』(大日本図書)、『ようかいしりとり』(こぐま社)、『やきいもするぞ』(ゴブリン書房)などがある。

夢町 http://yume.pya.jp/

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