イチ押し絵本情報

もこもこもこ! 擬音だけの不思議な世界(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.10)

2014年12月25日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 もこもこもこ! 擬音だけの不思議な世界

今回ご紹介する絵本は、詩人の谷川俊太郎さんと画家の元永定正さんのロングセラー『もこもこもこ』。ナンセンスの定番絵本です。

しーん、もこもこ、にょきにょき。

書かれた言葉は擬音のみ。それが抽象画と響き合い、不思議な世界を描き出します。

しーんと静まり返った世界に、もこ、と小さなものが盛り上がります。

次第に大きく大きくなって…、パチンとはじけた!

見開き

1977年の発売以来、累計100万部を突破したミリオンセラー。…なんですが、初めて見た時には、ストーリーがなく擬音だけの文章に「どうやって読み聞かせをすればいいの」と戸惑った方も多いはず。

作者の谷川さんも「最初に、子どもたちに受けたんですよね。大人には、どうやって読んだらいいのかわからないと言われました。ただ、子どもが面白がるから仕方なく与えるといったようでした。子どもに選んでもらった本ですね。」とおっしゃっています。


子ども達が先に魅力に気づいたということが、この絵本のすべてを言い表しているように思います。谷川さんのユーモアあふれる絶妙な言葉と、元永さんの鮮やかで生命力を感じる抽象画。出版から40年近くたった今でも新鮮な驚きを与えてくれます。

<ミーテ会員さんのお声>
シンプルな擬音が子ども心をとらえるんでしょうか。息子はしっかりと絵本を見て、1ページめくる度に声をあげて手をバタバタさせて大喜びでした。大人も言葉の面白さにニヤリとなり、なぜか深くて物思いに耽ってしまう本です。(0歳10か月の男の子のママ)

ある保育園では、食事の前に必ず『もこもこもこ』を読むんだそう。読み終わる頃には、子ども達が集中して、最後のページの「しーん」と同じ状態になっているというから驚きです。子ども達の心に直接響く、不思議な絵本です。

▼谷川俊太郎さんのインタビューはこちら
「言葉はスキンシップ 子どもを膝に乗せて絵本を読んで」


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