イチ押し絵本情報

谷川俊太郎さんの詩「生きる」が絵本化(新刊絵本のご紹介 Vol.127)

2017年4月17日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 谷川俊太郎さんの詩「生きる」が絵本化

谷川俊太郎さんの詩に岡本よしろうさんが新しく絵をつけた絵本『生きる』が出版されました(本体1300円+税、福音館書店)。

見開き

「生きていること いま生きていること それはのどがかわくということ 木漏れ日がまぶしいということ」。40年以上前につくられ、今は小学校の国語の教科書にも採用されている詩「生きる」。生きるということばに、さまざまな人生の瞬間の情景を連ねた谷川俊太郎さんの詩に、ある家族の何気ない夏の一日を描いた絵を重ねた絵本です。

<担当編集者からのコメント>
子どもたちがすごす何気ない日常のなかにこそ、生きていることのすべてがある。そんなメッセージがこめられたこの絵本には、子ども達のかたわらにいらっしゃる大人の読者の方からも、大きな反響をいただきました。亡くなったお父さんの姿、母とすごした子どもの頃の自分…。本のなかのさまざまなシーンに、だいじな人達とすごした時間を見つけられたようでした。

「生きる」 の詩のテキストのなかには、子ども達には深遠な印象をのこすくだりも多いかとおもいます。いつか大人になった時に、あの詩が語っていたのはこのことだ、と子ども時代の愉しい時間とともに 、絵本も思い出してもらえたら何よりうれしいです。

テーマは大きいですが、平易なことばと慣れ親しんだ風景を描いた絵で、小さい子どもから味わうことができますよ。

▼谷川俊太郎さんのインタビューはこちら
「言葉はスキンシップ 子どもを膝に乗せて絵本を読んで」


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