イチ押し絵本情報

田園風景の中ガンピーさんとふなあそび(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.84)

2016年6月9日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 田園風景の中ガンピーさんとふなあそび

今回ご紹介するのは、ジョン・バーニンガムさんの『ガンピーさんのふなあそび』。1976年に日本で紹介され、40年に渡って世界中で愛され続けた名作です。

ガンピーさんが、小舟で出かけます。すると、子ども達、うさぎ、ねこ、いぬ、ぶた、ひつじ、にわとり、こうし、やぎが次々と「乗せてください」と言って、乗り込んできて…。

見開き

ガンピーさんの舟に、子ども達や様々な動物が「乗せて」とやってきます。そのたびにガンピーさんは「いいとも。でも…」と、舟に乗るための約束をします。お話を聞く子ども達は、乗る動物が大きくなるごとに舟に乗り切れるかハラハラし、「◯◯しないように」とガンピーさんが繰り返すたび、約束が守られるのかドキドキすることでしょう。


この絵本の最大の魅力は、そんな緊張がはじけた後のガンピーさんの「そろそろお茶の時間だから」という態度。ハプニングに動じることなく子ども達をお茶に呼び、「またいつか乗りにおいで」と誘う。そんな肩の力が抜けたガンピーさんが待っているから、もう一度読みたくなるのではないでしょうか。

お話が繰り広げられるのは、緑輝くイギリスの田園風景の中。絵本に流れる穏やかな空気は、軽やかなタッチで描かれたペン画に、落ち着いた色彩の絵によるところも大きいでしょう。動物の個性に合わせて色の付け方やタッチが変わるのも読む人を飽きさせません。

今度は車に動物が次々と乗り込む『ガンピーさんのドライブ』と合わせて、夏を待ちわびるこの時期に読み聞かせしてみてはいかがでしょうか?

<ミーテ会員さんのお声>
私が昔から好きだった絵本を、息子にもと思って小さい時から時々読んでいた。最近急にお気に入りになり、お風呂でも舟のオモチャでガンピーさんごっこをしています(3歳8か月の男の子のママ)

奥さんは絵本作家のヘレン・オクセンバリーさん。共著に『あかちゃんがやってくる』などがあります。


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