イチ押し絵本情報
ツイッターで話題沸騰のユーモア絵本（新刊絵本のご紹介 Vol.54）
毎週月曜日は、注目＆話題の新刊情報をご紹介していきます！
ツイッターで話題沸騰のユーモア絵本
- もう ぬげない
- 作・絵：ヨシタケ シンスケ
- （ブロンズ新社）
『りんごかもしれない』や『りゆうがあります』で絵本作家としてブレイクしたヨシタケシンスケさんの新作『もう ぬげない』が出版されました（本体980円＋税、ブロンズ新社）。
主人公は、服がひっかかって脱げなくなってしまった「ぼく」。お母さんの助けは借りず、「ひとりで脱ぐから大丈夫！」と宣言したものの、やっぱりちっとも脱げないみたい。でも、このままでもなんとかなりそうな気もしてきます。
Tシャツをめくりあげた男の子の格好がなんともシュールですが、本人はいたって真剣。「ぼくはずっとこのままでいよう！」と高らかに宣言するシーンでは、まるで孤高の英雄気取りです。とは言え、だんだんおなかが寒くなってきて…。
＜出版社からのコメント＞
この絵本は、ヨシタケさんが、ふと目にしたとある親子の様子から、発想をふくらませてできたそうです。日常のさりげないひとコマを独特の視点で切り取る、ヨシタケさんならではの絵本に仕上がりました。
オチはぜひ絵本を読んで楽しんでもらえたらと思いますが、すでに読み聞かせの現場では、爆笑の渦を巻き起こしているようですよ。どの年代の読者でも、思い思いの楽しみ方ができる一冊です。
出版されるや否や、ツイッターなどでも話題沸騰となった一冊。「服が脱げない」という悩みを人生の一大事のように捉えるのは、男の子ならではの発想のようにも思えます。絵本の中のママは「まったくもう」とため息交じりの雰囲気ですが、パパならちょっぴり共感できるかも？
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