イチ押し絵本情報

だるまちゃんは、友だちと遊ぶのが大好き!(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.54)

2015年11月5日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 だるまちゃんは、友だちと遊ぶのが大好き!

今回ご紹介するのは、かこさとしさんによる『だるまちゃんとてんぐちゃん』。「だるまちゃん」シリーズの一作目で、2017年2月には出版50周年を迎えるロングセラーです。

だるまちゃんはてんぐちゃんが持っているうちわや帽子が欲しくてお父さんのだるまどんにお願いします。だるまどんが並べるたくさんの物は種類豊富で楽しいものばかりですが、ほしいものとは違います。だるまちゃんは考えているうちにいいことに気が付きました!

見開き

天真爛漫で愛らしく、お友だちと遊ぶのが大好きで、ちょっと負けず嫌い。だるまちゃんは、「うちの子に似ている」と多くの人が思うような子どもらしい魅力があります。かこさんが子どもの絵本を手掛けられるようになったきっかけは、学生時代に描いた劇や紙芝居に対する子どもの反応をみたことだそう。多くの子ども達と触れ合ってきたからこそ、生まれたキャラクターなのでしょう。


ではなぜ「だるま」だったのでしょうか。これについてかこさんは、子どもの本のことを勉強していた時に出合ったのがロシアのマトリョーシカの絵本。それをきっかけに、「それなら自分は、日本の郷土玩具を登場人物にして何かおもしろいものをつくろう、と(中略)思い浮かんだのが“だるま”でした。マトリョーシカと似たような形だし、赤い色がぱっと目立つ」と、インタビューで語っていらっしゃいます。

またもう一つ、博覧的な魅力もかこさんの作品ならでは。古今東西のうちわや帽子などが部屋中に広げられたシーンは一度見たら忘れられません。同じかこさんのロングセラー『からすのパンやさん』にも同様に80種類以上のパンが登場するページがありますが、こちらにこっそりだるまちゃんのパンがあるのをご存知でしたか?

だるまちゃんは、てんぐ、かみなり、うさぎ…とたくさんのお友だちと遊んできました。インタビューでは「相手役のアイデアは全部で200ぐらい考えてある」とおっしゃっていました。その後、2014年7月の「こどものとも」で、シリーズ8作目の『だるまちゃんとにおうちゃん』が登場。だるまちゃんは、少し成長した姿を見せてくれています。図書館などで見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね!

<ミーテ会員さんのお声>
私が昔好きだったので、長いお話だけど読み聞かせてみた。途中で飽きるかなぁと思っていたら、案の定途中で立ってトコトコ歩き出した。でも、台所で一生懸命何か言ってる。「もしや」と思ってお椀をあげたら、うれしそうに頭に乗せた。まだ難しいかなと思う絵本でも、何かしら影響受けるものだなぁ。これからは少し長い物語も読んでいってあげたい(1歳10か月の女の子のママ)

会員さんには、「自分が読んだ絵本を子どもに」という方がいっぱいいらっしゃいました。2世代、3世代に愛されている絵本だと実感します。

▼かこさとしさんのインタビューはこちら
「子どもたちが賢く健やかに育つように」


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