イチ押し絵本情報

太鼓の音が聴こえたら、さあ出発!(新刊絵本のご紹介 Vol.52)

2015年10月26日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 太鼓の音が聴こえたら、さあ出発!

『くだもの だもの』などの絵でおなじみ、世界的なアニメーション作家としても知られる山村浩二さんの初のオリジナル絵本『ぱれーど』が出版されました(本体1300円+税、講談社)。

見開き

とんとんとん…男の子のたたく太鼓の音でみんなが起き上がり、どんどこずんずん歩き出します。ぬいぐるみもボールも、ボタンやねじなどの小さいものも、くじらやぞうなどの大きなものも、名前のあるものもないものも、さあ、みんな一緒に出発だ!

アニメーション作家ならではの感性で描かれた、躍動感のある作品。「どんどこ どんどん」「ずんちゃか ずんちゃ」といった楽しい音とともに繰り広げられるパレードはとても賑やかで、今にもページから飛び出してきそうなほどですが、終盤にかけて次第に静かになって、最後は気持ちよく眠りにつきます。

<作者・山村浩二さんからのコメント>
以前から行進のモチーフが好きで、私のアニメーションの中でも繰り返し出てきますが、今回の発想の元になったのは、自身が描いた「国際アニメーション・デー」のためのポスターのイラストです。この時の色々な物に足をつけるというアイデアを発展させ、子どもの想像力で世界を振動させ、一緒に歩いていくことで様々な事を理解していくという、シンプルな展開の中に色々な含みを持たせています。

リズム感のある文章と、音が聞こえてくるような絵を目指しました。子ども達の反応が楽しみです。

柔らかく繊細なタッチで描かれてはいるものの、前へ前へとどんどん突き進む様子からは、力強さもびしびしと伝わってきます。子どものエネルギーを象徴するかのような、楽しい一冊です。

▼山村浩二さんのインタビューはこちら
「さまざまな絵本に触れて、子どもの感性を育もう」


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