イチ押し絵本情報

「る」で終わる動詞でお話が展開(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.45)

2015年9月3日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 「る」で終わる動詞でお話が展開

今回ご紹介するのは、五味太郎さんのロングセラー『さる・るるる』です。

さるが朝起きてからドタバタの一日を終えて寝るまでの様子を描いているのですが、面白いのがその文章。「さる・くる」「さる・みる」「さる・ける」など、「る」で終わる2文字の動詞でお話が進んでいくのです。

見開き

その非常にシンプルな文章を補うのが、震えるような輪郭線で描かれた単色の絵。どちらもいたってシンプルなのですが、きちんとストーリーが展開して、しっかりオチもついています。文と絵がお互いに補完し合って成り立つという、絵本ならではの醍醐味が存分に発揮された一冊なのです。

五味さんはこの絵本のアイデアを、シャワーを浴びながら思いつき、 タオルを腰に巻いたまま制作を開始されたとか。ロングセラーをそんな風にさらっと生み出してしまうとは、さすがです!

言葉遊びという題材、とぼけた表情がかわいいさるの絵、ブックデザイン…どれをとっても古さを感じさせませんが、初版はなんと1979年。親子2代でファンという方も多いことでしょう。

<ミーテ会員さんのお声>
ときどきブームがやってくる五味さんの『さる・るるる』。最近もまた「しゃる・るるる、よむぅ~」と、お風呂から出るなり宣言するくらい、気に入っています。昨日までは1ページずつ交代で読んでたけど、今日は初めて全部ひとりで読みました! 本人も「じぇんぶよめたなぁ~」とうれしそうでした。(2歳11か月の男の子のママ)

絵本を読み終えたら、オリジナルの「さる・~~る」を親子で考えてみるのも楽しそうですね。続編の『さる・るるる ONE MORE』『さる・るるる・る』や、姉妹編の『ばく・くくく』もおすすめです♪

▼五味太郎さんのインタビューはこちら
「おもしろいから絵本にする、ただそれだけ」


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